就職ガチャに終止符を!

退職代行サービスが話題の昨今。
タイムパフォーマンスを重視する若者は、入社早々でも合わないと思えば代行会社を利用して見切り退職する一方、年齢が進んだベテラン社会人でもこのサービスを利用するこの頃。
最近では、リベンジ退職なるものも増えているそうで、年齢を問わず職場とのミスマッチや就労環境に恵まれず、人生そのものが苦痛になる人も増えているようです。

寿命が延びた今、それに伴い社会で働く時間も長くなりました。
安定した就労が出来るか否かは人生の基盤に直結するため、極力仕事選びでハズレを引かないようにすることが重要です。

表面上の優劣は絶対じゃない

就職・転職活動で入念にその会社を調べても、実際に入社してみなければわからないことがあります。
ましてや、直属の先輩や上司がどんな人物になるかによっても会社への評価は大きく変動しますし、部署によって全く異なる印象を抱くことも珍しくありません。

当たりを引けたら良いけれど、ハズレなら転職代行サービスを使ってさっさと別の会社に移ろう!というのが最近の傾向だとか。売り手市場の今は転職先もある程度選べるので特別には困らず、より自分らしい働き方が叶う時代になりました。


しかし、次の転職先でもまたガチャにハズレたら… どうしますか?
自分が見極め選び抜いた会社で上手くいかなかったのですから、次で確実に当たりの会社へ就職できるとは限らず、正に運次第。

ガチャの特性上、何度も転職を繰り返せばもしかしたらアタリが出るかもしれませんが、普通はそこまで転職を繰り返すわけにもいかず、結局どこかの段階で妥協することになります。
場合によっては、これなら前社のほうがまだマシだったと後悔することさえあり、自分の意図しない結果になることも珍しくありません。

ですので、会社規模や待遇など表面上の優劣も大切な判断基準ですが、それ以上に運を味方につける職選びが重要なのです。この運を味方にとは、要するに吉方で入社すること!

 

吉方とは、自分と相性の良い方位のこと。
新しいことを始めたり事を起こす際には、この方位の善し悪しがその後の結果に影響してきます

選びに選んだ会社でも、たまたまの入社でも、そこが吉方なら必要以上の消耗が少なく環境に順応し、やりがいを感じたり良い出会いが起こったりして、結果その会社で長く働くことがきでます。
しかし、自分に合わない凶方の環境下では努力しても手応えを感じられなかったり居心地が悪く、人的トラブルも勃発しやすく自分が消耗するばかり。

さらに、凶方入社に加えて自分の運の波が低下している時期が重なると、それこそ心身を壊すほどに追い込まれてしまったりと深刻な場合もあります。
そのため、運の波=個人運を平坦にするのは容易ではありませんが、正しい吉方で入社することは比較的に実行可能です。

ここが職場ガチャでハズレにくくするための秘訣ですので、表面上の優劣だけに拘らず、柔軟に職選びをすることで職場環境も安定しやすくなります。

参考までに、就職先が吉方だった方の事例です。

その方は就職氷河期世代。若い頃はかなりのブラック企業で働かされ、相当なご苦労をされてきたとのこと。そこから何社か転職されて経験を積み、現職に入られたそうです。

業務内容が段々と高度になり、確実にキャリアアップされている方なのですが、様々な要因が重なったことから再び転職を検討し始め、軽い気持ちで転職サイトに登録されたそう。
そうしたら、次々に転職エージェントから連絡が入り、嬉しい誤算。
より自分のスキルを活かせそうな求人が多く存在することに驚き、転職へ気持ちが傾いたとか。

しかし悩まれた末、転職は見送ることにされました。

長年築いてきた人脈がリセットされてしまうこと、心機一転新しい環境でやり直すためには気力体力面で不安があること、年齢を考慮すれば現職内でより上を目指すほうが得策、と冷静に判断されたようです。

この方は、たまたま現職に吉方で入社しているため人的環境は非常に良好、給与も福利厚生も良いそう。
そんな端からすると羨ましい環境で働いていても、自宅運が凶のために、自分の理想と現実のギャップからジレンマに陥っているのでしょう。

ただ、現職の不満と転職するリスクを秤にかけたとき、現職の居心地の良さを手放すデメリットの方が大きいとおっしゃっていたのが印象的でした。それほど今の環境に馴染んでいるわけです。
吉方入社すると、職場内で気の合う同僚が出来たり信頼され仕事を任されたりして、急いで転職する必要性も感じなくなるものです。

この方の最終目標は、自宅で吉方を使うこと。
そうすれば、今抱えるジレンマもいつの間にか消化され、現職でも納得を得ていただけるはずです。



仕事は、どんなに条件が良くても内部の環境が自分に合わなければ、安定して働き続けることは至難です。
逆に、多少の不満はあっても、概ね自分に合う環境なら働き続けられます。
運が良い状態とは、長く続く・続けられること
その意味からしても、自分に最適な環境を自主的に選択していくことが大切です。

転職が当り前の時代になりましたが、それを実行するには想像以上の消耗を伴います。
そのために退職代行業が誕生したことを考えれば、そもそも転職しなくて済む会社に初めから就職するほうが何倍も効率的だと思いませんか?

仕事で悩める方が、今よりもご自分に合った職場と出会えますよう願っています。
ご覧いただきまして有難うございました。





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