開運の度合いは千差万別

日常

先日起こしになったお客様から、こんな嘆きをいただきました。

「開運転居をして十分時間が経ったのに、私の家はちっとも良くならない。それなのに同じく吉方転居した弟一家は事業も順調で、甥姪も家庭を持って上手くいっている。なぜこんなに違うのか?」とのこと。

ご兄弟ともに気学を使い、それぞれのお子様方も同年代。比較対象が直ぐ近くにあれば嫌でも目に付いてしまいますよね。
ですから尚更、弟様ご一家との開運状況の違いを長年目の当たりにし、心中穏やかでは無かったのでしょう。不満が出てくるのも当然です。

ただ、大切なことは同じ親から生まれた兄弟と言えども、全く別の人間だということ。
価値観や処世が違うのですから、開運にも差が生まれて当然です。
しかも、使う吉方の種類や強さが違えば吉兆の出方や内容も変わり、同じ結果になることなどあり得ません

しかし、多くの人が気学を使えば一律で良くなる!と思い込まれている部分もあるため、現実とのギャップから悩まれる方も少なくありません。

1つとして同じ開運はない

仮に、生年月日が同じ人が全く同じ吉方を使ったとしても結果が同じになることはないのです。

なぜなら、気学の「法」は同じであっても、それ以外の開運要素である「道」が異なるから。
2つの開運要素のうち、1つが違えば結果も当然変わります。

さらにもっと重要な点は、その人それぞれで運のベースが異なる、いわゆる開運スタート地点が人によって全く異なることです。
+-0地点にいる人が100の開運を果たしたら+100。
-50地点にいる人が100の開運を果たしたら+50。

同じ吉方を使い「道」にも配慮した生活を心掛けても、そもそものスタート地点が違えば開運度合いに差が生まれてしまうのは仕方のないことなのです。
こればかりはどうすることもできませんし、ある意味、そのスタート地点は自分に与えられた天運とも言えます。

見るべきは自分だけ!

吉方の強弱や種類、「道」の影響にスタート地点の差など、様々な要因が重なって私たちの開運に結果してくることがご理解いただけたかと思います。

ですから、他の人と開運度合いを比べても基準が違いますから全く比較にはなりません
先のお客様のように、お近くに気学を使われた方がいらっしゃるとどうしても無意識に比較し、落ち込まれてしまう場合がありますが、比較するならその対象は過去の自分だけ!
気学を使う前の自分と、吉方転居し年数が十分経過した現在の自分は、どこがどのように変化したか?
その比較だけが正しい開運度合いを量ります。

そのお客様も、弟様ご一家のわかりやすい開運状況のみをみて嘆いていらっしゃったわけですが、当会からみるとお客様自身も着実に開運しているのが見て取れます。
ただ、それは誰もがはっきりと判るような、羨ましがられるような出方ではなく、お客様ご自身の内面的な変化によるものですので、パッと見てご自分が開運してきた!とは到底感じられないのでしょう。

昔に比べて随分と考え方が円くなった、柔軟に物事を判断できるようになった。
こういった目には見えない内面の変化も大きな開運効果の現れです。

普通、人は長く生きているほど自分の考え方が固定化し、自分の意志でそれを改めることなどほとんどできません。
それが穏やかになった、昔とは違った言動をするようになった…、となれば凄い変化です!
ご本人からするとややご不満かもしれませんが、こういった吉兆の出方はよくあることで、このままの生活を続けていただければより平穏で今以上に安定した生活を享受していただけると感じています。

誰だって隣の芝生は青く見えてしまうもの。
でも、ご自分の変化を客観的に感じ取ることが出来れば、ただ生活が豊かになることだけが幸せではないと感じていただけるはずです。
心が落ち着く、心に余裕が生まれる、こういった変化は吉方が効いてきた証なのです。

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