開運願望とのギャップ

目まぐるしい毎日に追われ、精神的にもハードな日々を送っているこの頃です。

世の中はゴールデンウィークも終わり、通常生活にすっかり戻りましたが如何お過ごしですか?
五月病というものがあるくらいですから、この時期を乗り越えるのがキツい方も多いはず。
特に、4月からの新環境がたまたま凶方だった方はそれが顕著に現れる可能性があります。
どうぞご無理はなさらず、可能な限り心身を休めてあげてくださいね。

さて、今日はお客様からいただいたご質問で、吉方転居をしたらどうなるのか?ということについて書いていきます。開運とは一体なんなのか、参考にしてみて下さい。

開運のカタチは実に様々

初めて開運転居を実行しようとする方は、転居後に人生がどう良くなっていくのかとても気になるはずです。
開運願望のトップに多くの方が金運を挙げますし、仕事運、健康運、恋愛・結婚運など様々なお悩みがあります。果たしてそれらが改善するのか?ということが開運転居を実行する上で外せないポイントになるのは当然ですね。

そして、根本的に運を改善するには自宅運を盤石にするしかない!
これがこの世のルールである以上、より安定し充実した人生を目指すには開運転居が必須です。
だからこそ、開運の実態を含んでおいてほしいと思います。

まず一般論で申しますと、開運転居を実施して当然の努力や当り前の生活を5年、10年…と継続していただくうちに、当初の悩みは自然と解決に向かっていることが多いものです。
ただ、色々あるお悩みの全てが解決に向かっているかどうかはその方次第です。

早い方だと5、6年経ったくらいから少しずつ小さな変化を感じられることもありますが、9年、10年と年数が経過するほどに転居前と比べて穏やかな暮らしになってきたと感じられる方が多くなってきます。
ですので、残念ながら開運転居に即効性はありません。
ゆっくりと根を張る木々のように、人間の運も成長・安定するには相応の時間がかかります。

そして、開運状況は人によって実に様々です。

◆仕事が少しずつ順調にいくようになってきた
◆家計管理や生活改善により、金銭的な余裕が出てきた
◆ストレスを感じることがグッと減って精神的に健康になった
◆スムーズに事が運んでいる、物事の巡り合わせが良くなったことで問題を回避できた
◆人に恵まれている、人間関係の悩みが減った などなど…

活字でみると、そんな大した喜びとは感じられないかもしれませんが、ご本人にとったら大きな変化です。地道にコツコツ過ごしていくと、小さな吉兆がいくつも出ていることに気がつき、さらに年月が経過していくとその方にとって大きな喜びが授かります。

こうなりたい!こうしたい!と思ったことに全力投球していけば、それが授かる。道が開ける。
これが開運の正しい姿です。
棚から牡丹餅式の待っているだけで自動的に開運したり、ある日突然、大きな幸運がドカッと転がり込んでくるわけではありませんのでご注意を!

また、どの時期にどの方角へ転居するかによってもより授かる吉兆は変わってきます。
そのため、あの人は転居してから生活が豊かになったようだが、自分はそこまで変わらない。その代わり、うちは家族仲が非常に良くて子供達も順調に育っている、などと開運の内容に違いが生まれます。

仮に同じ方位や星を使ったとしても、開運転居をする人自身の生い立ちや過去の方位履歴も全く違うわけですから、必ずしも同じような結果にはならないことを事前に含んでおいてください。
第三者の開運状況はよく見えてしまうものですが、自分には自らに相応しい運が授かる、と善意に解釈していただけると幸いですし、そのように柔軟に物事を考えられる方はきちんと結果してきます。

開運すると

そして、運が安定してくるとよりグレードアップした問題で悩むようになります。

開運転居をしてもずっと何かしらの問題に奔走しているとおっしゃる方もおりますが、転居前の悩みはとっくのとうに解決し、より大きな悩みが出てきたということは、そこまで運が改善された・開運してきた証拠
着実に人生が落ち着き、発展しつつあるということですから喜ばしい限りです。

気学の吉方転居、即ち「時と場所からなる環境改善策」は、時間の経過とともに自然な形で開運実現していきます。
今までの努力や処世が功を奏して自らに還ってくる。それが吉方の地。

一般的に願われるような、わかりやすい開運とは違いますし、転居後は問題も悩みも一切起こらず、幸せな暮らしが続くと想像されているかもしれませんが、実際は違います。

どんなに開運しても、生きてる限り問題も悩みも出てきます
でも、問題の質が良い意味で変わってくるし、悩んでも適切に選択し善処もできる。
それが開運の真の姿であって、物質的に豊かになること等はその結果に過ぎません。

1つ判りやすい変化をお伝えします。
開運転居を実行されたお客様に久々にお目にかかった際に感じることなのですが、みな表情が以前と比べて活き活きされているのです。ご本人は実感されないでしょうが、客観的にみている私どもは明かな嬉しい変化にすぐ気がつきます。

私も以前、10数年前に撮った自分の写真を久しぶりにみて強烈なショックを受けたことがありました。そこに写っていたのは、笑ってはいるものの顔付きが今とは全く違い別人のような私。
当時はこんな顔で日々過ごしていたのかと改めて振り返ると、どれだけ今が穏やかに暮らせているのかわかります。

その人の内面が落ち着き安定してくると、表情や雰囲気、口調も柔らかくなり角が取れ、人との交流においても良い印象を与えます。そこから人脈や仕事が拡がり、様々な縁が生れ、結果的に自分の幸せへと繋がります。
そのような良い流れを生むのが吉方の地ですから、一人でも多くの方が気学に関心を持っていただけたら嬉しく思います。

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