言葉一つで運を格下げる人

日常


申し訳ありません。今日は私の愚痴になります。苦笑

少し前、息子の体調が酷く、薬を処方してもらいに病院へ行ってきたときのこと。
見たところ60代後半から70代くらいの医師でにこやかに迎えてくれたのですが…
症状を一通り説明すると、
「だから君はダメなんだよ!」と笑顔で息子を全否定してくる医師。
それも診察中に2回も言われ、後ろで黙って聞いていた私は心中穏やかではいられませんでした。

医師の言っていることはその通りです。
ただ、医師に言われる前から息子の課題は家族皆が理解していることで、心の成長に従って症状も落ち着いてくることは分かっています。

それでも体調不良が酷いから、一時的にでも症状を和らげる薬を処方してもらいたくて行ったのに…
「だから最近の若い子はダメなんだ! 昔はこうだった!」
「以上で診察は終わりでいいね? 薬?? うちじゃ出せないよ!」と。
患者の話はろくに受け付けず、おじいちゃんの説教で終わりました。
話を聞くまでもない、ってことなんでしょうね。
もういいや…。はい、わかりましたと内心呆れて診察室を出ました。


久々に腹立たしさが落ち着かずにいると、診察に同室していた看護師さんが私たちの所へ来て、
「せっかく待っていただいたのにお薬も出ないのは辛いですよね?隣の診察室の先生ならお薬を出せると思うので、再診察してみませんか?」
と言葉をかけてくださり、今度は隣の診察室へ。
隣の先生は若い医師で、「ぼくにはこれぐらいしか出来ないけど~」と言って薬を出してくれました。

そして、会計待ちをしていたら、先ほどの看護師さんが再びいらして、
「もし次回も診察に来られるなら最初の先生はやめたほうがいいです。○○先生なら良い方ですから次はこの曜日が良いですよ。」と、曜日ごとの担当医師一覧が書かれた用紙にマーカーで印をつけて教えてくださいました。

もう、看護師さんが本当に天使すぎて!
神対応してくださった看護師さんに感謝感謝でした。
でも、あの方は何でわざわざあんなことをしてくれたのだろう?と考えると、私たちがあまりにも不憫に見えたのか、もしくは年配医師の対応をいつも見ていて、少なからず何かを感じていたからなのか…。そんなことを思いながら帰宅しました。

その夜、娘に一部始終を話したら、
「よくその医師にディスられてぶち切れなかったね。えらいじゃん!」と褒めてもらいました。苦笑
いやいや、内心は久しぶりに激しくぶち切れていましたよ!というより悔しくて悲しかった。

医師からすれば、ただの未熟な子供です。
でも、未熟な子供なりに色々悩んで、もがきながら自分の中で闘っている姿を日々見てきている身からすると、それを切り捨てるような言葉をバッサバッサ浴びせてくることに悔しくて堪らなかったのです。

それで娘から言われて思い出したのですが、娘も中学生の時にある病院を受診したらそこの年配女医からこっぴどく説教じみた内容を浴びせられ、うんざりして帰ったことがありました。
カウンセラーでもない医師に全てを包み込むように患者へ接しろ!とは思いませんが、少なからず辛くて病んでいる人間の傷口に塩を塗り込むような対応は人としてどうなのかと思いました。
相手の気持ちや心を全く考えていない言葉は、時として平気で人を傷付ける凶器です。

伝え方一つで天地の差

先に謝っておきますが、年配の医師がみな横柄な対応をしているとは全く思ってもいません。
今まで診てもらったベテランの先生でも穏やかで優しい方もいらっしゃいました。

けれど、いくら孫のような年齢の患者であっても上から物を言ったり、叱咤激励のつもりかもしれませんが棘のある伝え方や表現をされたので、私からすると衝撃的だったのです。

というのも、私もお客様のご相談を伺う仕事をしています。
医師の5分、10分という短い診察とは違い、私は1時間2時間と時間を要するカウンセリング的な鑑定をしていますから、医師と同列には語れないものの、困っている人や病んでいる方を救うことに関しては同じだと考えていたのです。

ですから言葉選びや表現の仕方一つだって気が抜けないし、同じことを言っていても声のトーンや表情が違うだけでも全く異なった印象を相手に与えることもあります。
どんなに正しいことでも、それをそのままストレートに直球で伝えることが全て正しいとも限りません
人によっては多少オブラートに包んで表現するほうが相手のためになったり、相手を傷付けずに救うことにもなります。
特に心身を病んでいる人に対してなら尚更のこと!

だからこそ、自分がしてきたことと正反対の人に出くわしたので大きな衝撃を受けたのと同時に、やはり広い世間にはこういった人もいるよな、と改めて感じたのでした。

祖父が残した気学の教科書の中に、
口から入るもので体をつくり、口から出るもので運をつくる」という一文があります。
即ち、どんな言葉を使っているかによって運を良くも悪くもさせてしまう、ということであり、運が良い人はきれいな言葉、相手を活かす言葉を使うものです。

私はある意味で言葉を売る商売をしているため、よりそのあたりを意識しているわけですが、そうでない方でも毎日誰かしらと言葉を交わしながら生活されているはずです。

家族内の会話、社内での挨拶、友人とのおしゃべり…、様々な人と関わりながら生きている私たちは無意識のうちに言葉を発していることもありますね。
一度、口から飛び出した言葉は相手の心へ届き、以後、訂正することはできません
言った本人は全く意識していなくても、言われたほうは酷く傷つきショックを受けることだってありますから、何か相手に伝えるときには一度一呼吸置いてからのほうが良いかもしれません。

自分のちょっとした心がけでより良いコミュニケーションがとれたら、人間関係もより気持ちの良いものになりますね!

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