実録!道を外していることに気が付かない人

前回のブログで、当会の秘伝である【法】と、誰でも実践可能な【道】についてお話しました。
この【法】と【道】が私たちの運を構成している2大要素ですから、まずすぐに実行できる【道】を完備したいところです。

そして、今回は具体的に事例を示し、より【道】について理解を深めていただけたらと思いました。
ご自分にとっての踏むべき【道】がどんなことか、ご自分がどのように生きたらより良い人生になるのか、参考にしていただけましたら誠に幸いです。

何でも自分が正しい!ワンマン夫

これは友人夫婦の話です。
友人には元々息子が2人がおり、お互い再婚同士でステップファミリーとなりました。
数年して待望の娘が生まれたことで、徐々に家族らしくなってきたとのこと。

それから年月が経過し今夏、長男の高校受験を控え、夫氏があることを口にしていたと聞き、私は一度も面識すらありませんが怒りが込み上げてくることがありました。

というのも、都立高校が第一希望らしいのですが、
「私立高校は絶対に無理!もし落ちたら働け!」と夫氏が息子に言ったらしいのです。

それを聞いて…しばし絶句してしまいました。 えっ…?今時、親がそんなこと言う??

公立高校と同等…とはもちろんいきませんが、近年は私立高校への就学支援金も拡充され、昔に比べて幅広いご家庭で通わせやすい体制が整ってきました。そういった制度があることも夫氏は理解されていないのかもしれませんが、にしても落ちたら働けとは…。

友人曰く、どうやら脅し文句ではないらしく、夫氏は私立拒否を洗脳の如く度々長男に言い聞かせているのだそう。
そんな状況では私立の滑り止め校すら検討もできない長男に対し、友人も勉強しろ!勉強しろ!と連日発破をかけていると言います。その状況を想像するに…もう、長男が不憫でなりません。
夫が夫なら、妻も妻です。

子供が3人もいて大変なのはわかります。
でも、夫氏は立派な会社の役職付き。
自分はバイクを買い、高級腕時計だって買うのに息子には私立拒否。おかしいと思いませんか?
運命の出会いをしたというペットはローンで購入したわけだから、私立の学費も足りないなら教育ローンを組めばいいじゃない?? ペットには出すのに、なぜ子供の学費は出さないの??

もう、全てが間違っているよ!!っと声を大にしたいくらいですが、そこに気が付かない夫氏と夫に付き従う友人。
じゃあ、娘にも同じことを言うのですか?と夫氏に問いたいくらいです。

遣り繰りが大変なら、まず家計管理をきっちりし、親の物欲は後回しにするのが普通の父母感覚です。
家計が苦しくても、何とかして高校に行かせよう!って思うのが親だと思い込んでいましたが、世の中にはそう思わない人もいるようで…、悲しいですね。
食うや食わずの生活なら公立高校に拘るのもまだ理解できますが、全くそうではありませんから。

受験は、その個人の【運】もかなり影響してくるため、どんなに努力しても不合格になってしまうお子さんもいるわけです。
それを合格できないのは努力が足りないからだ!後は自分でどうにかしろ!と言わんばかりに子を切り捨てる所業は鬼ですよ。
自分の欲には甘いのに、子供には厳しく口を出す。
こういった親は、何れ子供からそっぽを向かれるでしょうね。

「出来る限り都立に行ってほしいけど、もしダメだったときを考えると私立も検討しなきゃだめだぞ!」の一言が、どれだけ長男の心を救うか、夫婦共に全く考え及んでいないようです。
それは子供の甘えでも何でもない、親として当たり前の踏むべき【道】なのに、あくまでも個人主義で非常にドライ。
恐らく、夫氏は自分が厳しく突き放されて育ってきたから、そうすることしか知らないのでしょう。
だからって、突き放す子育てをすれば夫氏が望むような子に成長する可能性は遠く、寧ろ逆効果しか生まないと考えます。

早く【道】を外していることに気が付いてくれたら…。

道を踏むことは自分のためでもある

そうは言っても、長年、友人から話を聞く限り、夫氏の考え方や価値観は容易に変わらないと思います。
それらが変わるとすれば、子供たちが自分から離反したり、手に負えなくなったり、何か夫氏の気持ちが揺さぶられる出来事が起こったりしないと恐らく変わってこないでしょう。


事実、長男は父と距離を置く生活をしているそうですから、この二人の関係悪化はかなり前から始まっていて、何れそれが顕著に露呈してくるはずです。
今は親の言うことを聞くしかない状況でも、さらに時間が進めば力関係が逆転してくることも考えられます。それが酷くなれば家庭内暴力になったり、そうならなくても夫氏が長男を頼りにしたい晩年になって、息子から大きく期待を裏切られるような言動が還ってくることが濃厚です。


そこまで行ってしまう前に早く気が付いてほしいですが、育ちが関係していることが多く、かなり難しいのが現実。

だからこそ、友人がもっと長男に寄り添ってあげるべきだと伝えました。

「高校見学に行っても自分の感想や意思を言わない、だから長男はあまり高校の希望がないみたい。」っという友人の見解は、大いに改めるべきだと私は感じました。
父は頑固で意見は変えない。母も父の言いなり。だから何を言っても無駄だ…。
きっと、そんな風に長男は感じて、自分の意見はあっても何も言わないだけのように思えます。

一連の話を聞き、今からでも遅くないから、出来る限り複数の高校見学に一緒に行ってやる、そして友人が率先して私立高校の見学にも連れ出すことを勧めました。
「お父さんはあぁ言っているけど、お母さんはもしあなたが私立に決まったら頑張って行かせるよ!」という無言のメッセージを伝えていくことで、長男の固まった心が少しでも解きほぐれたら良いですよね。すぐに心が緩まなくても、大丈夫だよ、見守っているよ!という思いが継続的に我が子へ伝わるよう行動で示していくことが大事ではないでしょうか。(口先で言っているだけでは絶対にダメです)


両親が同じ意見、同じ方向を向いていて良い場合もありますが、それで余計に子供が苦しむこともあるはずです。真に子供のことを考えたとき、夫婦で意見がぶつかることもあるわけですが、それはその親なりに親としての【道】を踏んいるわけで、悪いこと避けるべきことではありません。
自分の考えとは異なるけれど、仕方なく相手に合わせるならそれこそ【外道】でしょう。

意見が合わなくても、子供にとって最善の方法を考えてあげることが親の務めだと私は思います。
ですから、そういった意見のすり合わせが出来ないとか、夫婦で対立してしまう状況なら、そもそも家族としてやっていくことも困難ですよね。
子供を犠牲にするのか、自分が子供のために行動するかはその方の考えと覚悟次第です。

その家庭の結末がどうなるにせよ、子供は言葉にこそ出しませんがちゃんと親を見ています。
自分のことを考えてくれているんだ、一番の理解者なんだ、ってことが伝わる子育てをしてきたなら、きっとその答え合わせが将来還ってきますから。
正解がない子育てではあるものの、必死で真剣に子供と向き合っていれば自ずと答えは出ます。

そのためにも、当たり前になっている毎日の子育てこそ、親にとっては重要な【道】を踏む修行場のようですね。

数週間後、友人から電話をもらい、私立高校2校を見学する予定と聞き、何かとてもホッとした気持ちになりました。
素直に、謙虚に、誰かの言うことに耳を傾けられる方は、とてもお幸せな人です。


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