自戒の幕開け

令和5年が始まり、すっかりいつもと変わらない日常に戻りました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今年はコロナ3年目ということもあって自粛もありませんでしたし、年末年始は思い思いに過ごされた方がとても多かったのでしょうね。
初詣が正にそうでして、私は子供の頃から毎年同じところへ初詣に行くのですが、あんなに混んでいたのは初めて!というくらいの人出でした。
参拝するにも長蛇の列…、きっちりロープで順路が決められ、ひたすら一歩一歩進んでいくという状況にとても驚きました。
そんなわけで元旦の疲労は例年より割り増しだったものの、家族揃って新年を無事にスタートすることができ、穏やかなお正月でした。

また、毎年の如く、おみくじを引いたところなんと大吉。
こんな気学一家ですから鵜呑みにはしませんし、おみくじは所詮おみくじと解りきっています。笑
とはいっても、幼少期からの習慣で引いているので気分的にとても気持ちがよかったのは間違いありません。

ただその時に、おみくじの大吉ではなく、気学的な大吉(開運転居)のことが頭をよぎりました。
というのも、去年後半くらいから
開運転居し運が安定してくると、つい人は欲が大きくなってくる」ということを改めて感じていたためです。

人は運が安定してくると、それ以前と比べて物質的にも精神的にも余裕が出てくる傾向にあります。
自分では余裕ができたなんて自覚していないことがほとんどですが。

自覚はなくても、目指すモノや事が徐々に大きくなっていたりすると、私共から見ても着実に開運していらっしゃるなと感じるのです。
開運前の状況ならそんなことをしようとも思わなかったでしょうし、発想すらなかったかもしれません。
それが、今はそれを望み、またはそれが現実になっているということは、それだけ運が充実してきた証で非常に喜ばしいことなんです!

ただ、運は無限に拡大することはありません。必ずその人の上限(キャパシティー)があります

ですので、いくら運が大きく成長しているといっても、その人に先天的に備わっているキャパシティー以上の行動や処世をしていたら必ずその反動が還ってくるのは当然なのです。

開運して気力も旺盛になってくると、その気持ちだけがどんどん大きく膨張していってしまうことがしばしばあります。そうすると求めるモノが過剰になったり、分不相応になっていたとしても自分は気がつきません。
結果的に、その反動による問題や悩みが生じてきて初めて気がつく(場合もある)。
それらの問題が生じるからこそ私たちは一度立ち止まり、考え振り返り、自らの生き方を改めることができるのです。
そういった意味で視点を変えると、人生で起こる問題は必ずしも悪い意味合いだけではないと言えますね。

運は常にバランスが大事です。
自分の中のバランスも重要だし、周囲とのバランスも不可欠…
「満つれば欠ける」のように、バランスを崩す処世はイコール【道を外す】ということであって、決して運が良い状態ではありません。
順調に感じられるときこそ気を引き締めておくことが開運を継続させる秘訣です。

こんな時世もあって、表面的には順調と感じられないかもしれませんが、その中でも落ち着いている、平穏であるということは何よりの幸せです。
ただ、その裏がどうなっているか、今後どのように推移していくかはその方の価値観や処世次第であり、それもその方に備わった運と言えますね。

今年の四緑年がどんな1年になるかはわかりませんが、皆様が恙なくお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。
気が緩みすぎないよう、ほどほどに気を引き締めていきましょう。
そう自分に言い聞かせたお正月でした。

ということで、本年もどうぞ法道会を宜しくお願い致します。



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