真面目すぎるがゆえの害!運がいい人は調整する!

真面目なことは素晴らしい。
でも、真面目すぎが度を超すと逆に害となる。
だから、時には不真面目だっていいじゃない!
怠けじゃなくて自分をコントロールしてみませんか? っというお話です。

頑張りすぎた反動

昔から何でもそつなくこなし、周囲からも頼りにされ、人の先頭に立って積極的に行動する女性がいます。
あるとき会社の部門が変わり、今まで以上の気合いで業務に励んでおられました。
ただ、仕事に対して妥協ができない方で、丁寧かつ完璧に業務を進めていたので、睡眠時間を削る日々が続きました。

数日間の睡眠不足ならまだしも、それが連日となれば体調不良を起こすのも当然で、
しまいにはベッドに入っても寝られなくなってしまいました。
その頃には過度の心配性にもなっていて、同僚が素っ気ないと自分が何かしたのでは?と異常に気にしたり、ストレスで酷く荒れた肌を周囲に見られまいと、人目を気にしてお弁当を急いで口に詰め込み再びマスクをする常に気が休まらない生活。

心身共に限界が来ていた女性は、ご家族と共に初めて心療内科を受診しました。

意識高い系

その診察中、医師から
「あなたは意識高い系ですね」
と言われ、ご家族は正にその通りと納得されていました。

周囲からの評価も上々で、期待に応えるべく今まで頑張り、何でも乗り越えてこられました。
そのために全ての業務を完璧にこなし、抜かりなく準備もして常に万全の体制にしておく。
その心がけは殊勝でも、超人ではない私たちには必ずキャパシティ・限度があります。
どんなに素晴らしいこと、立派なことでも、度が過ぎたオーバーワークはマイナスの害となってしまうことを忘れてはなりません。

身体を酷使するだけでなく、過度の心労だって決定的な原因になりますが、ご家族がいくら諭しても、女性は完璧主義を貫こうと必死で頑張ります。
自分がやっていることで自分を苦しめていると頭では解っていても、完璧主義を止めたら評価が下がる、自分じゃなくなる、周囲から期待されなくなると不安がゆえに自分を変えることができないのかもしれません。

怠けとコントロールは違う!

女性からすると、「7割、8割の力で仕事をする=怠け!」と感じられたようです。
常にアクセル全開の方ですからそう思うのも無理はないのですが、心も身体も余裕がない状態が続けば誰だって何れ病んでしまいます。
そこまでいってしまう前に、自分で自分をコントロールできたらどんなに救われるでしょうか?


心身のバランスを図るのですから怠けではありません!
仮に周囲に理解されなくても、自分を守ることが何より大事ですし、それが出来る人、出来た人、そこに挑戦した人は運がいい人だと感じます。
だって、今までの考え方や生活を変えるって言葉で言うほど簡単ではありませんから!
やるしかない!と追い込まれたからでも、決断出来たのは大変大きな一歩であり、開運には絶対に必要な要素でもあるからです!

場合によれば、自分を守ったことで居場所がなくなることもあるかもしれませんが、最悪、そうなったらまた次の場所を見つけよう。
最善を尽くしてもダメなら、そことは初めから縁が無かったんだ!と考えることもできます。

過去の自分やキャリア、理想に拘るのは決して悪いことではありませんが、そこに拘りすぎて自分を苦しめている人が大勢いらっしゃるのも事実です。

心療内科に同伴されたご家族は、クリニックの扉を開けた途端、あまりにも多くの人が待合室にいるのを目の当たりにして、とても驚かれたそうです。
老若男女、様々な人が様々な問題で心を病み、もがき苦しんでいる。
その一端を感じ、現代の世の中をそのまま表しているようだとおっしゃっていました。

無理をしなくていい。
もう少しゆっくり進もう。
そう自分に言ってあげませんか?

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