出会いの四緑

節分も過ぎ、本格的に癸卯四緑木星の年が始まりました。
といっても、急に四緑の気配が世の中に満ちてくるわけではなく、徐々に変化していくわけですが。

気学では四緑のことを【そんととのう】といって、「形ができあがる」とか「物事がまとまる」という意味があります。その延長で、縁談や結婚という意味合いがあるわけですね。

さて、少し話は脱線しますが、前々から出生数の減少は言われてきました。
昨今はコロナや経済的な問題も相まってそれがより深刻なようです。
私が誕生した昭和57年に比べて、近年の出生数は約半分近くになってしまっているというのですから本当に驚きです。

徐々に出産可能な女性が減っていることになりますから、今後も出生数は減る傾向で仕方ありません。
ただそれに加えて、日本で出産子育てしていくことが簡単ではないためにより少子化が加速してしまっているのでしょう。
女性が社会で活躍しながら子供を産み育てていくことは想像以上に難しい問題ですし、義務教育は表向き無料ですが諸経費諸々は結構かかます。大学進学率は伸びていても奨学金がなければ難しい…。
親自身がそういった苦労を経験していれば尚のこと、子供を2人、3人と欲しくても諦めざるを得ない方も多いでしょう。

政府は出産一時金を増額するようですが、子育ては先がとても長いのです。
目先のことだけではなく、親になる人が本当に希望を持てるような政策をとっていただかないと日本はますます衰退します。

また、出産以前の問題として男性を中心に生涯未婚率も増える一方だとか。
様々な価値観や境遇の方がいらっしゃいますから一概に結婚することが幸せだとは思いません。

でも、結婚を望んでいながら出会いがなかったり、お相手がいても様々な問題から結婚が難しい方々もいらっしゃり、そういった方々の心中は何ともやりきれないはず。
実際、気学的に内実を拝見するとやはりそこには運が絡んでいて、凶方や方罪の原因が根深いために出会いや結婚が阻まれていることが事実あります

ただ、そういった不如意を感じていらっしゃる方が今後もそのままの状況かというと、絶対にそうだとは言えません。
なぜなら、運の流れを変えない限りはそのままの可能性が高いですが、運の軌道修正をすると時間はかかりますが少しずつ物事の出会いが変化してくるからです。

その打って付けの星が【四緑】の吉方なんです。
気学の中にある九つの星のうち、出会いに強い星がいくつかありますが、その中の一つが四緑です。

ある30代の女性は、四緑の吉方で開運転居をし、8年後に運命の出会いを果たされました。
えっ? 8年もかかるの!?
と驚かれたかもしれませんが、それまで一切出会いがなかったわけではないようです。
この人だ!と思えるほどの出会いが起こるまでに8年かかったということです。

開運スピードや出会いのタイミングは、過去の方位歴やその時々の自運も関係してくるため、そんなに年数がかからず出会われる方もいれば、かなり時間がかかる方もいて人により様々です。


気学的なことは抜きにして、年齢の猶予を考えるとある程度で決断するという方が多いと思いますが、この女性のように本当に自分にしっくりくる人と出会えるまでは決断しない、というお考えの方もいらっしゃいます。
ご本人が納得された選択であるならそれで良いわけで、時間はかかりましたがこの女性は一生のパートナーを得ることができました。

男性であっても同じです。
今年やっと吉方転居を実行いただけるようになった50代独身男性のお客様がおります。
1人は寂しいから…と、転居後の出会いを期待されていらっしゃるご様子。
確かに、一般的にみても年齢を重ねれば重ねるだけ出会いの数は少なくなるでしょうが、吉方転居をして徐々に運気が充実し、ご本人が出会うための努力を続けていけば、絶対に不可能だ!とは言えないからです。
現に、祖父の時代も60代の男性が大吉の吉方転居をした後、良縁に恵まれたという事例があるようです。

難しいと思われたことでも、環境を整え、運気が充実してくると流れが変わりだすのが自然の摂理です。
当然、吉方に行ってただ待っていれば出会いが自動的に降ってくるような優しさは一切なく、自分で努力・行動しなければ開運も出会いもありません

けれど、やった人にはその方に相応しい結果がついてきます。

中には、ご自分なりの努力を続けられても出会いに恵まれない方もいらっしゃるでしょう。
それは、それ以前の凶方や方罪が強かったり長すぎると実らないこともあるからです。

なら、吉方は意味がなかったじゃないか!ではなく、
物事の捉え方が冷静になられたり、客観的にご自分を見つめられて納得した人生を歩まれるように変化されていると感じます。
ですから、結果としてパートナーはできなくても、交友関係が非常に充実されてきたり、ご自分なりの生きがいが出てくるのが吉方の地で、転居前とは違って心が穏やかになるのです。

人生の寿命が延びつつある中、いかに健康で穏やかに暮らせるかが重要なカギになります。
心許せる人が側にいれくれたら尚良いですが、仮にそうでなくても友人や社会と繋がり笑顔で暮らせる人生であったらそれはそれで悪くないと思うのです。

そのための下地づくりとして、今からでもできることはあります。
人と人を繋ぐ吉方の四緑。
もし使える方はぜひ体感してみてください。









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