自分を壊す職場と生き返る職場

新生活がスタートしてから早くも1か月半が過ぎました。
5月病ともいわれるくらい、この時期は新たに社会へ出たり部署移動があったりで新環境への適応疲れが出てくる時期ですね。

さて、会社でそうした大きな環境変化がなかった人でも悩まされる問題が職場内の環境です。
特に職場環境の中でも、とりわけ自分と関わる人的環境は事前に把握することができず、働いてみないとそこにどんな人が居るのか判然としません。まさに蓋を取ってみないと判らない運!ですね。
待遇が良くても、人間関係に悩まされ続けたら仕事どころではなくなってくるので、会社組織に属して働く場合は重要な問題と言えます。

以前、何かの調査で「会社に伝える表向きの退職理由と実際の理由とが違う」という記事を見たことがあるのですが、実際の退職理由1位が人間関係による問題や悩みだそうです。
それほど、水面下では多くの社会人が社内の人間関係に悩み苦しみ、退職せざるを得ないという結果ですからとても深刻です。
内容にもよりますが、人間関係から受ける過剰なストレスは相手があってのことゆえ、本人のみで根本的な改善や解決を図ることが難しく、その苦痛を甘受するしかないケースがほとんど。
上司に掛け合って部署移動が出来ればまだ幸いで、それが無理なら休職、…最終的には退職というのが典型なのでしょう。

近年、在宅ワークが増えたことで一時的に人的ストレスから解放された人がいるものの、再び出社を命じられたり、そもそも在宅勤務ができない人のほうが圧倒的に多数なのですから、
心身を病むほど人的ストレスを受けている人は、一刻も早くご自身を守る対応を取るべきです。
(もちろん過労による心身衰弱も大変危険です)
それは病院通いかもしれないし休職や転職かもしれませんが、現状のまま我慢するという選択だけは避けるべき。

どんなに自分が努力してもその場の【環境】を自力で変えることはほぼ無理に等しいからです。
特に、就職した時期や方位が悪いと、相当な労力と精神力と時間をかけても努力しただけの効果は少なく、状況が好転するというのは中々望めません。
普通はそこへいく前に限界を迎えることが多く、残るのは心身を壊した自分だけ。

自分を壊してまでやらなければならない仕事なんてあるでしょうか?

もし、自分を犠牲にしてまでその職場に拘るなら、その拘りこそが自分を苦しめている真の原因でしょう。

極限までいかないと動かない現実

周囲の話を伺うと、会社というのは実にドライな対応をするところ、という印象を勝手に私が抱いているのですが、現実もそう遠くはないようです。(そういった会社ばかりではないと信じたいですが…)

上司も部下からの訴えにいちいち事細かく対応はしていられないのでしょうけれど、問題を先送りにしたら状況は悪化するだけ。社員は単なる駒ではないのですから、放置すれば大切な人員を失いかねないということにもう少し真剣に対応していただきたいものです。

それに、会社自体はクリーンでも、自分の上司もそうとは限らないのが巡り合わせ運
どのような価値観を持った上司の許で働くか、これが社員にとっての分かれ道となりますね。

これはお話を伺ったケースです。
ある社内チームのなかに有能な女性社員がいるのですが、その女性は全て自分基準で仕事をし、他者に協調したり譲歩することは皆無とのこと。
自分の仕事ペースを乱す社員には相当強い言葉や口調で当たるそうで、その女性と組んで仕事をする社員は鬱になったり、突然会社を辞めてしまう人もいたのだそう。
一番厄介なのは、女性社員が自分の言動によって相手を追い詰めていることに全く気が付いていない無自覚であること。だから被害者が増えるばかりなのだとか。

あまりにも病む社員が絶たないので別の社員が上司に相談したところ、
「彼女は仕事ができるから…」というような理由で特別に何も対応してくれなかったそうです。

いくら仕事ができたとしても、暴言を吐いたり人格否定をするような言動は人としてアウトでしょう?
それでも結局のところ会社は女性社員がいなくなると困るので野放し。
君が我慢してくれ、とでもいうような対応は残念でしかありません。

別の社員が掛け合って被害社員は別チームへ移動できたようですが、当然また新たな被害者が生まれるのも時間の問題。
しんどい辛いと言っても上手く対応しろ!と言われ、自分が我慢するしかない。
…なので、心身を病む、ドクターストップがかかる、倒れる、など究極の状況にまでならないと会社は動いてくれないところ、という印象を抱いてしまいます。
もしかすると、それでもまだ動いてくれる会社なだけマシ…、との声が聞こえてきそうですが…。
どちらにしても、会社の事情もあるかと思いますが、社員にとっては深刻です。

ですから、乱暴な言い方をするなら、早く病んでしまうなり、早く倒れてしまったほうがいい!
何とか堪えて心身を削りながら頑張るのは凄いけれど、それでも仕事ができている間は恐らく本気で取り合ってくれないし気が付いてもくれないでしょう。
問題が表面化しないと事が動き出さないケースが多いように感じます。

極限までいくか、それ以前に転職を含めた別の道を選ぶかはその方次第ですが、自分の心と体は一つしかありませんので、くれぐれもご自身を労わってください。
我慢の限界、心身の限界がきているなら、もう十分あなたはその環境で頑張ってきたということです。
それ以上の無理はしないで心を休ませてあげるべきですね。

完璧ではないがメリット大

当会にも仕事や転職に関するご相談をいただきます。
人間関係や労働環境によるもの、ステップアップの転職など理由は様々であるものの、より良い環境で再スタートを切りたい!と思うのは誰でも同じです。

ただ、吉方の職場なら仕事上で一切問題が起こらないだろう!と考えるのは大きな誤りです。
気学的にみれば、その人にとって追い風となる職場ですが、問題が皆無になるわけではありません。
生きている限り何かしらの問題は出てくるものと理解するべきです。

また、吉方の職場で働き出しても、その時期がたまたま自分の運気が低下する時期だったり、過去の方罪が出る節目に重なってしまうと、思いもよらないトラブルが出てくることもあります
ですから、吉方の職場を選んだからと言って仕事運は完璧!というわけではないのです。

とは言っても、吉方を選ぶメリットも多分にあります。

吉方の環境だと事がスムーズに進みやすかったりその環境と順応しやすい、また仮に問題が起きたとしてもこちらが正しく物事を対処できるためです。
気学に興味関心がないならまだしも、そうでないなら、わざわざ凶方の職場へ移るよりは自分に最適な職場を選んだほうがよりスムースな再スタートが切れます。

それに、根本開運のための吉方転居は引っ越しが必須でハードルが高く、簡単に実行できるものでもありません。
まずは転職時に吉方の職場を選択することから始めるほうが挑戦もしやすく、比較的簡単に気学の効果をお感じいただけるはずです。

基本的には、職場は自宅に次いで長時間留まるところですから、それだけ職場から受ける運命影響も大きくなります
自分にとって許容できる職場環境であるなら、仮にそこが凶方の職場であっても問題はありませんが、もしそうでないなら、環境を変化させることで救われる場合があります。
中には、過去にも転職をしていてこれ以上職を転々としたくない、とか、現職にできる限り留まりたいと考える人もいらっしゃるでしょう。でも、無理を重ねても現状が良くなるわけではありません。

ただでさえ転職は大きなストレスとなるため、今度こそリスクの少ない職場を選んでみませんか?
そうしたら、今後は職を転々とすることもなくなるかもしれないし、新たな職場で自分なりのやりがいを感じられたり、気の合う人との出会いがあるかもしれません。

普通は、会社の規模や求人情報に書かれた条件の善し悪しだけで職を選ぶことがほとんどです。
…というよりも、それしか判断材料がない!というのが世間の意見ですね。
ただ、それだけで決めてしまうと再び凶方の会社へ入社するリスクが高く、想定外の苦労を味わうことにもなりかねません。

ですから、ここが気学の出番!
吉方となる会社の中で自分が許容できる条件の会社へ入社する
これが安定して仕事をしていく秘訣なのです。

一般的に考えられる良い会社と気学的にみた良い会社は必ずしも同じとは限りません。
今まで苦労された分、今後は自分に本当に合う環境(吉方)をその都度選択していくことが一番効率のいい人生となるのです。





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