心身の健康が幸運のもと

日常

穏やかな日常を送る上で、一番の基本は健康なことです。
健康だから勉強や仕事ができ、好きなものだって食べられる。心と体が安定しているからこそ、自分なりの人生を邁進することができます。

しかし、世の中には老若や理由を問わず、健康的な生活が送れない人も多いのが現実です。
そうなってしまう不調の原因はどこにあるのか、今後より落ち着いた生活をしていくためには何が必要なのかを気学的に考えました。

現状から一歩踏み出すことは容易ではありませんが、「人生が続く限りいつからでも不調を抑えられる!人生を軌道修正して幸せになれる!」ことは知っていただきたく思います。
気学がその一助となり、健康な心身を取り戻せる方が増えますよう願って。

心身不調の症状は人によって実に様々。
当然ながら、その症状に合わせて適切な治療をしていくことが最初のステップです。

比較的に早く快癒するような病気もあれば、慢性的な問題や心が疲弊している場合には十分に時間をかけてケアしていく必要があり長期戦に。

どちらにしても、吉方の病院や専門機関に掛かることができれば自分が納得した治療が受けられたり、より良い結果に繋がる可能性が高まります。
同じ治療をするのだからどこだって変わらないのでは?と思うでしょうが、吉凶作用は意外とはっきり出てくるものです。

いくら有名病院だとしても、そこに掛かる全ての患者が十分に納得した結果が得られるわけはなく、中には通院開始の時期がとても悪かったりして不満の残る結果になることもあります。
誤診や誤った処置、こちらの希望が通らないとか、治療は問題なくても担当者や施設自体の問題が気に障ったり… いくらでも事例は承知しています。
結局、別の病院に移るにしてもまたそこで余計な心労がかかることに。

仕方がないことですが、診察や治療にしてもカウンセリングにしても、全て人間が行うため合う合わないのミスマッチが生じるのは当然です。同じ人物でも、面談日が異なれば違った印象を受けることもあるくらいです。
だからこそ、自分に合った時期や方位を考慮することで最善の選択をし、不調や不満がさらに悪化しないようにすることが大切です。

また、現在の不調にプラスして新たな不調が発見されたり、やっと問題が改善したと思ったら別の問題が出てきたりして、立て続けに災難に見舞われることがあります。
それは、誰にでも運の波があるためで、小康状態もあれば問題が集中しやすい時期もあるからです。
そんなときは、出口が見えず心身消耗はより大きくなりますが、その都度、状況に合わせて適切な処置をするしかありません。
出来ることなら次のステップを検討しながら、焦らず様子を見ていくことが基本です。


どのような心身不調でも辛いものは辛いですね。
表面的に問題が見えなければ周囲に理解されないことも多く、より心が疲弊してしまうこともあるはずです。

ここで一旦、不調の原点の話をしましょう。

不調の直接的な原因は、突発的な病気や長年の持病、本人の特性、様々なストレス、精神的・環境的な病など実に様々ですが、その種類を問わず人生が不調に陥る一番の原因は、みな幼少期くらいまでに受けた【運命的な方罪】が主因です。

【運命的な方罪】とは、両親から受けた様々な影響だったり、住まいの環境(方位や家相)などで、それらが単独で作用しているようにみえても、多くは複数の要素が重なり複雑に影響しています。
これら小さい頃に受けた方罪の種類からどういった心身不調が出やすいのか、人生がどんな傾向になりやすいのかが概ね決まるのです。

突然、病気や災難が発覚したら誰だって「なぜ自分が!?」と落胆するもの。
ただ、自分が気が付いていない間に何十年も前から方罪は成長を続け、後年、様々な不調となって現象化しているに過ぎません。辛いことですが問題は今に始まったわけではなく、運命的には必然の結果なのです。

それでは、方罪の一例をみてみましょう。

【一白の方罪】
例えば、子供のころから一白の方罪がある人は、先天的に一白の働きが弱い傾向にあります。

身体でいうと一白は腎臓など泌尿器系や生殖器系がそれにあたり、非常に重い場合は若い頃から下腹部の不調に悩まされていたり、懐妊のハードルが高く、調べてみたら生殖機能が弱っているとか、気が付いたときには病気が進行していたなど一白に関する不調が出やすくなります。

ただし、一白の方罪があったとしても人によってその強さは様々で、どの星命の人が何歳頃からどれくらいの期間使ってきたのか?によって状況は大きく異なります

また、心象は柔軟性に富んでいて人付き合いも多いがゆえに悩みや迷いが多く、自分の心が定まりにくい傾向が見られます。

【二黒の方罪】
また、二黒の影響を長年受けてきた人は二黒の働きが鈍く、腸など消化器系等が慢性的に弱くなりがちです。
子供のころからお腹の調子が悪くて便秘に悩まされたり、何かストレスがかかるとトイレに駆け込み中々出てこられなかったりして、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

栄養を吸収する腸は身体の根っこであって、腸の不調は他の病気の原因にもなり得ます。
栄養の吸収が悪いために痩せており、見た目はどこも悪くなさそうに見えても根本的に虚弱体です。

心象は、自分の考えは持っていても非常に控え目で積極性に欠ける処世となりやすい傾向があります。

今回は一白と二黒の傾向について簡単に触れましたが、三碧、四緑…とこれら以外にも九星の種類によって様々な特徴があります。知らず知らずのうちに受けてきた九星作用は自分の弱点となり、私たちの運命に大きな影響を及ぼしています。

ということは、程度の差はあっても、誰でも何かしらの運命的な方罪は受けているということに気が付きます。
ただ、その方罪が若くして現象化しているのか、未だ問題が表面化していないだけかの違いです。

しかし、このように自分の不調原因を聞いてもピンとこないのではないでしょうか?
方罪を日々受けていても、痛くもかゆくも感じない。何も判らない以上、普通は信じられなくて当然です。
それでも、受けた運命作用はきっちり現象化するのがこの世の因果。事例を知れば知るほど、恐ろしいくらいです。
当ブログをご覧いただいているということは、少なからず気学にご興味がある方であろうと思いますが、皆様が想像される以上に「運の根源は根深い」ことを知っていただき、その答え合わせをぜひご自身の人生に起こる現象からご理解いただければ何よりの気学勉強としていただけるはずです。


では、最後に一番の疑問を解消しましょう。
根本的に不調な人は、今後もずっと不調と共に生きていかなければならないのか?
気学を活かせば不調が完治するのか?ということ。

答えはどちらも否です。
今後の対応次第、具体的に言えば、吉方を使って年数が経過すれば方罪の出方が和らぎ、回復傾向に向かうことも十分期待できます。
しかし、先天的に受けた強い方罪を帳消しにすることは出来ません。

多くの人は、気学で吉方を使えば、以後一切問題や災難は起こらないと考えますが、その解釈は誤りです。大昔に受けた方罪は消えないので、体力や運が落ち込んだときに自分の弱点がより強く現象化してくるもの。

それを現状のまま何も改善策を打たなければ、先へ行くほどより悪化しやすいのは当り前です。
一旦は問題が解決したようにみえても、また次の方罪の節目が来たら新たな問題がやってくる、その繰り返しが人生ともいえますが、それを「加齢だから仕方ない」「そんな運命だから…」と片付けてしまっては残念でなりません。


成長段階で受けた様々な方罪は、私たちの人生に強く影響を及ぼします。
しかし、完治は難しくても、前向きに行動するか否かで人生のその後は変わってきますし、そこで気学を活かすことができれば更に追い風になることは確かです。
もっと元気になりたい!もっと人生に希望を持ちたい!と思うなら、運の悪さに歯止めをかけること!
これが重要です。

正しく気学を活用し、時間を長くかければ、必ず現状から何かしらの前進や改善がみられます。
それが前進しない、場合によっては後退しているなら、それは本物の気学ではない証拠。
私たちの運は、半分決まっているけれど半分は自分次第!ですから諦める必要などないのです。

本日もご覧くださり有り難うございました。

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