立ち位置で変わる運の見え方

日常

物事は、立ち位置によってまるで違った風に見えてくることがよくあります。
しかし、自分は自分の視点からでしか物事を見ないし、相手も相手なりの視点や立場で見ているため、お互いの考えがかみ合わないことも少なくなくありません。

客観的に物事を見ようとしても、自分が当事者だと結局は自分寄りの見方になってしまうため、第三者の中立な視点が必要になる場面も多いですね。

特に、近い人間関係同士の問題は原因も根深いことが多く、尚更、当事者間での食い違いは大きいように感じます。

当会も様々なご相談を承りますが、親子間の問題や夫婦間の拗れは、時間をかけてその問題が出来上がっていることも多く、双方の和解には時間を要するか、あるいは絶縁も多いものです。

仮に、改善のために吉方を使ったとしても効果が出てくる前に関係が破綻することもありますし、親子関係の拗れについては一番深刻といってもいいほどで、吉方以前の問題が多数。
運の軸となる先天運を左右する意味で親子関係はとても重要なのですが、そこにそもそも長年来の大きな溝があり関係悪化していると修復は困難を極めます。

次の親子の例も世間ではよく見受けるであろう話ですが、これを自分事として捉える人はかなり少数ではないでしょうか。
特に、上に立つ者ほど「自分は間違っていない、自分が正しい!」と思うため事態は膠着し解決しないのです。

お客様のAさんは、事あるごとに「子供がこんなことを言い出して困っている」というような我が子の愚痴を父にこぼしていました。
お子様の行状を親目線から度々耳にしていると、お子様に対するマイナスイメージが勝手に出来上がり、寧ろAさんのご苦労が際立つようです。

ところが、ここ数年は私がそのお子様から直接お話を伺う機会が生じ、今度は子供目線からの情報が多々入ってくると事の印象は全く異なるものへと変わります。

「実は、あの件はこんな事情があって…」
「実際は、親からこんな風に言われていて…」
というような内情をお子様から伺うにつれ漸く全貌が把握でき、どちらにも偏らない中立な視点が持てるものです。

そして、
「んっ?そんなことはAさんから聞いていないな…」
「あれ、寧ろAさん夫婦が無理を強いてないか?」
というような見えなかったものが見えてくると、見解も立場も逆転してくることはめずらしくありません。
人は自分優位に話しをしますし、もちろん都合の悪いことは言わない。当然片方の話を聞いただけでは正しく事を理解できません。


結果的に、
「○○だから▲▲したい!」というお子様の気持ちがAさん側にきちんと伝わっていなかったようで
「▲▲するなんて何てことだ!」とその結果だけで怒りが収まらないAさん。

ただ、「○○だから…」というお子様の決断理由がとても重要であり、その理由を聞いてもなお無理を強いていたならAさん側にも問題があります。

Aさんも一方的に親の意見を押し付けるのではなく、お子様の心情をもっと汲み取る対応をされていれば問題が拗れることも少なかったはずですし、お子様ももう少し工夫して説明するなり話し合う場を設ければまた違ったかもしれません。

どちらにしても、幼少期から続く親子関係の悪化がコミュニケーションを不足させ、深い溝を生じさせてしまう事例が多いのです。
そして、なぜ親子関係が悪化するのか?を考えた時、ほとんどの場合は親側に主因がありますが、親自らがそこに気が付ける人は少数です。
やはり、ここでも第三者の視点から問題の原因がはっきりしても、それを受け入れられない人もまた多いものです。

結局、パワーバランスによって引き起こる問題は無数にあります。
親と子供、夫(妻)と妻(夫)、上司と部下…
力のあるものが力のないものを従わせる構図はどこにでも存在しますし、またそれが運の表れとも言えます。

ただ、そのパワーバランスが一方の許容範囲を超えるとその関係が崩れ、逆に支配していたものが窮地に陥ることも少なくありません。


もう少し双方の意見交流があれば違っていたり、もう少し相手に歩み寄る柔軟な考え方ができれば結果も変わっていたかもしれませんが、それすらもできないくらい関係が冷え切っていては修復は困難です。

その場合、夫婦は離婚できるし、合わない上司は転職したらおさらばできる。

でも、親子ばかりは縁を切ると言っても簡単ではないから非常に厄介なのです。
表面上では縁切りをしても、運命上では絶対に縁切りなどできないのが親子の縁
事例を見るほどに思い知らされます。

本日もご覧いただき有り難うございました。


 

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