余裕がないとき

子育て

「あああー、もうっ! 何回同じこと言わせるの!!」

口癖にはしたくないのに、以前、割と子どもに言ってしまっていた言葉。
好きで言っている訳じゃないんですけどね、出来ることなら言いたくないし。
なんでもっとちゃんと行動してくれないのかなぁ…。ふぅ…疲れた…。

きっと世の中のお母さんであれば、あるあるの光景をご想像いただけるでしょう。
しかも、コロナ禍で親子共に在宅時間が増えてしまい、以前よりストレスが倍増している親御さんも多いかもしれませんね。

こんな時、何でこの子は〇〇できないんだ!とか、もっと〇〇だったらいいのに!って子どもに要求するより、自分が子どもへの伝え方や言葉のニュアンスを変えてみるとか、10言っていたものを半分程度に抑えてみるとか、自分自身の振るまい方を何かしら工夫し変えてみる方が子どもは素直に聞入れ、問題解決には近道だったりします。

一旦、深呼吸してみよう!

でもねぇ…。
それができていたら話は簡単なんですよね。
わかっちゃいるけど、実際ヒートアップすれば言葉が先にでてしまい、平常心はどこへやら…。
思い通りにならない我が子へ爆発してしまう…。
以前の私はその繰り返しでした。

けれど、そもそも我が子は自分の私物じゃない。
親子と言えども全く別の人間です。親の思い通りになんていくわけがないのです。
それでも親は我が子を意のままにしたがる生き物。自分勝手ですよね。
言うことを聞かない我が子に対し、カリカリ機嫌の悪い親。
 
そんな親を、我が子の方が冷静にしっかりと捉えています。
こっちが落ち着いて対応すればいくらか応えてくれるけれど、こっちがイライラを前面に出せば当然ギクシャクして話は進みません。
子どもは、例え幼児であってもビックリするくらい親の表情や心理状態をキャッチしているものです!

ですから、親が子どもと同じレベルでやり合っていても解決にはなりません!
親なんだから、大人なんだから、子どもより大人な対応をしなければ!!
そう自分に言い聞かす。
子育ては、より円満な自分になるための人生修行ですから

問題児の我が子に限らず、自分を悩ます問題の人が、実は自分自身の歪みや拘りに気付かせてくれる大事な存在だったりするのです。

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