開運脱落する思い込み

こんにちは、法道会の前沢です。

今日は気学でよく起こりがちな思い込みについてご紹介したいと思います。
たかが思い込み一つでもこれが意外と曲者で、気学に対する認識をも左右させ、結果的に開運脱落するか否かにも関わる分岐点となるためです。
より多くの方に気学や運について正しくご理解いただき、開運の一助としていただけるよう切に願います。

都合のよい解釈

一番多い思い込みといえば、
吉方さえ使えば自動的に運が良くなる!」でしょうか。

これが本当なら、こんな最高の開運術は他にないし、開運転居を実行できた人はみな揃って開運していなければなりません。
でも現実は、順調に開運が萌してきている、または明らかに開運している方が多いものの、逆にそうではない方も事実おります。

その違いが生まれる大きなポイントが、その方それぞれの処世です。

どんなに吉方をつかっても、当たり前の生活や努力をしていなければ、期待した開運は望めません。
また、道を外した処世をしていたら逆に災難に遭うことも少なくないのです
冷静に考えれば極当たり前の因果ですが、広い世の中には気学が魔法のランプのように映ってしまう方もいるのですね。

そういった因果を理解されない人は、
「吉方を使ったのに災難を受けた!やっぱり気学はその程度だ!」
「ちっとも良いことが起こらない!開運なんて所詮無理!」
と短絡的な見方で見切りをつけ、自らの根本的な誤りに気が付けない人もいます。
一概には言えませんが、吉方を使い年数が経過しても災難やトラブルが続く場合は、あなたの様々な処世への諭しであるケースがほとんどです。

けれど、自分の価値観や言動、好き嫌いや生活状況などの誤りに自ら気が付ける方はそう多くありません
だから気学と自然に縁が切れていくのも仕方のないこと。それがその方の運であるから。

運というのは実に正直です。
真っ当に生きている人・懸命に努力している人はちゃんと守られ、吉方を使えば開運する。
ズルをしたり、するべきことをしなかったり、極端に偏った価値観を持っている人は相応の人生となるため、人生の終盤までフォローしていけば全くもって不公平とは感じません。
ただ、その答えがすぐには見えてこないために、気学がダメだった!と結論を出すほうが簡単に納得できるのです。

過去の方罪は消えない

もう一つの思い込みは
吉方を使ったら、その後は災難やトラブルが一切起こらなくなる」というもの。
これもよく誤解されがちですが、大きな誤りです。

というのも、吉方転居をして開運はしても、過去に使った凶方の節目がやってくるとその凶方の強さや量に応じて災難やトラブルが周期的に生じてくるからです。
普通は、自分がいつどのような凶方を犯していたかなんて知らない人がほとんどです。
ただ引越しをしたり増改築をしたその動きが、結果的に凶方の種を蒔く行為だったとは思ってもいないですから。

それでも、過去に犯した凶方はその方罪を消すどころか年数経過とともに熟成させ、タイミングが巡ってくれば病気や事故、失敗や様々な心労苦労として現象化してくるのです。

けれど、そうとは知らない多くの人は、
「吉方を使ったのに災難が起こるなんておかしい!」
「やっぱり気学は効かない!!」
と考えるのです。

そこで極端な例えかもしれませんが、重大な犯罪を犯した犯人が刑期を終えて出所したとします。
普通に生活していたら元犯罪者であったとは気が付かれないでしょうが、ひとたび自分の過去がバレたら白眼視され人が離れていくかもしれません。場合によってはまた元の生活に戻ってしまうかもしれない。

真面目に働き、心を入れ替え生まれ変わったといくら叫んでも、自分が過去に犯した罪が消えることは絶対にないのです。完全なリセットはできません。
罪を犯した十字架を背負いながら、この世の中やその社会に自ら適応していくことで生かされ、存続していけるのです。適応できなければ淘汰されるのみ。

それは運も全く同じ。
どんなに大吉の吉方転居をしたとしても、今まで生きてきた中で積み重ねた方罪がチャラに無くなることはありません
過去の方罪は全て累積されるので、相当な量になっていることも多いもの。
だから、節目がきたら問題が出てくるのは当たり前なのですが、そこで吉方を使っている人とそうでない人の差が生じてくるのです。

開運する意味

当然、吉方を使って運が充実してきた人は、節目による災難めいた出来事に見舞われたとしても、それが却っていい意味での人生的教訓になることがあります
一見すると大変なピンチでも、それを正しく適切に対処し、それによって生活改善ができたり新たな発想が生まれたり、方針転換に繋がるなど結果的には意味があった出来事となることが少なくありません。
丸々凶方の方罪を被り、それが人生のプラスに繋がるとは言い難い凶方の人とは大きな差です。

ですから、持ち家や引越しのチャンスがあるなら吉方転居をした方が良いのです。
仮に同じ災難を受けたとしても、その後が大きく違っているということは、明らかに吉方が効いてきている証であり、運が良い人なのです。
けれども、普通、開運するといったら生活が豊かになるとか、仕事が評価されるとか判りやすいことを想像しますが、実際の開運した姿はそうした目に見える出方をすることばかりではありません。
だから、より誤解されやすいのかもしれませんね。


一般的に、災難=悪、の構図で、どんな問題でも起こったら全て悪!と思われがち。
そりゃ、誰だって災難になんか見舞われたくはありませんが、開運した人が受ける災難は、災難なんだけれども自分を生かすための、自分がもっと良く変わるためのきっかけとなり得る災難なのです。
ですから全てが悪!ではありません。

現状運が吉でも凶であっても、生きている限り何かしらの問題が出てくるのが人生です。
ただ起こった結果だけに目を向けて、開運から自ら遠ざかるのは実に勿体ないなと感じてしまう私がいます。
でも、それは気学の全貌を知っており、実際に体験しているからそう確信できるのであって、そうでなければ開運脱落するのも仕方のないことかもしれませんね。

とは言いましても、伝わる人にはきっと伝わるとも思っています。
運の実態をご理解いただき、気学を上手く使いながらご自分なりの開運を目指していただけたら幸いです。




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